かれいなる日々

加齢と向き合うぐうたらな日々と、趣味ブログからはみ出たつぶやきなど

歳を取るのは素敵なことなのか?

「歳を取るのは素敵なことです そうじゃないです~か?」中島みゆきに軽やかに問われても、 私は何と答えたらよいのかわからない。書いていて気づいたけど、この例えがわかる人がそもそも少ない。でも先行きます。時間ないんで。

 

今年も誕生日を迎えまたひとつ歳を重ねた。インターネットはいろいろ面倒なので 敢えてぼやかしたいが、ワクチン接種の問診票で年齢を書いてびっくりした。言葉にすると急に現実になる。マジか。マジなのだ。

 

――「私が虚しさを感じることがあるとすれば、あなたと同じように感じている女性がこの国にはたくさんいるということ。今あなたが価値が無いと切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ。自分がバカにしていたものに自分がなる。それって辛いんじゃないかな。私達の周りにはね、たくさんの呪いがあるの。あなたが感じているのもその一つ。自分に呪いをかけないで。そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい」(ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」最終話)

 

先日結婚を発表した星野源新垣結衣がかつて主演していたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」 。若夫婦を見守るおば役の石田ゆり子演じる百合ちゃんが、かなりの年齢差のある恋愛について歳下の女子から揶揄された時にこう言って役と同じ世代から大きな共感を呼んでいたことはまだ記憶に新しい。 新しいとはいえ、もう云年前のことではあるが。 この云年を最近のことのように感じてしまうのも、 加齢のなせる業なのだとしたらちょっと素敵なことのような気もする。話が逸れた。

 

百合ちゃんのセリフ、誠に真実かと思う。そうなのよ、 みんないつかは歳を取るのよ。若いままではいられないのよ!! 百合ちゃんの言葉は私のように「 もう若いとは言いにくくなってしまった女」にしみじみと響いた。 膝を叩きまくり顎が胸にめり込むほど深くうなずきながら、 しかし私は同時にこう考えていた「では自分は、 後続の若い女子に胸を張ってそう言えるほど納得のできる歳の取り 方をしているのか?」

 

答えはNOだ。 残念ながら恥ずかしい年の取り方しかしていない。 でも加齢について憎むだけとも思えない。 なんとも複雑な気持ちで焦ったりあきらめたり笑ったりして日々を過ごしているのである。 そしてそれは今に始まったことでもない。もうずっと、 最初に『加齢』 という言葉と向き合ってから10年近くこの気持ちを抱えている。 その理由が何なのか。加齢とどう向き合えばいいのか。 誰かのヒントになるようなものはないとしても、 もしかしたらこれから綴ろうとしている駄文を読んで安心したり共感してくれる人もいるかもしれない。 何より自分の記録として残しておきたいので、 このブログを書いていこうと思う。

 


けどまあ、これで終わるかもしれない。他に時間を使いたくなったら容赦なくそうします。残された時間はきっと、私が思うよりも早足だろうから!!やりたいことを、やれ!!