かれいなる日々

加齢と向き合うぐうたらな日々と、趣味ブログからはみ出たつぶやきなど

ワクチン接種の記録

コロナワクチン接種を終えたので、その記録を忘れないうちにしておく。あくまでこれは個人の一例の記録であり、なんの医学的根拠もないのでそこは何卒ご寛恕下さい。
 
結論から言うと、モデルナ社製ワクチン接種2回目完了しました。2回目がまあまあ長い闘いでしたが、接種72時間後の今は平熱に落ち着き非常に元気です。
 
1回目のワクチン接種、正直何も考えてなかった。私は普段体調を崩しても熱があまり出ないタイプで、高熱を出した記憶は手術含めて3回くらい。なんとなく自分は熱は出ない!という確信があってワクチン接種を受けた。女性が副反応出やすい、いや若者の方が…などと言われていたが、女性ではあるが若くはないしなとか。のんきなので。
 
接種後の夜からなんとなくだるく、しかし熱感以上に倦怠感がとにかく強くて、起きていてもぼんやりして何も出来ない。その日一日で治まったが、これは2度目はマズイかもなと呑気な自分でも流石に感じた。直後に出たのは軽い腕の痛みと微熱、倦怠感だったが、9日後に遅滞性の副反応で腕がパンパンに腫れた(痛みはなかった)。調べるとモデルナワクチン接種の人に見られることがあるものらしい。私は痛みはなかったが、こんなに時間を置いても腫れるの?とビックリし、真剣に2度目の接種に備えることにした。
 
ひとり暮らしで誰も頼れない。おまけに医療を取り巻く状況は日々切迫しており、何かあっても私のための病床はまず空いていない。副反応は長くても3日、大体の人は48時間程度で治まるようだったが、そこを上手くひとりで乗りきらないと、という決意を固める。
 
そこからはTwitterで体験者のツイートを見たりして自分なりに準備を進める。ちょっとイベントの準備みたいで不謹慎だがワクワクした。ここ1年半も【非日常】から離れているのだから、まあ高揚感くらい味わっても……と思いつつ。必要なものをリストアップしては買い込みつつ、細かい家事はもちろん、エアコンのフィルターを掃除し、部屋を片付け、寝具の手入れをし、冷蔵庫のナマモノも始末した。前日もよく眠り、いざ接種へ。
 
片づけた仕事も大丈夫か若干不安になりながら、接種会場へ向かいつつ(ここまでやって今回全く副反応出なかったら取り越し苦労過ぎてウケるな~)と思ったりした。
 
接種を無事に終え、昼ご飯がまだだったのでどこかで途中下車して食べようと思うも、猛暑だし都内の感染者数の増加が半端ないので寄り道は取りやめ。駅で空いているお店を見つけ、豚カツを頂いて帰宅。ずっと外食も避けていたので、久し振りでテンション上がる。美味しかった。
 
軽く買い物などして帰宅、直ぐにシャワーして熱を計る。変化なし。身体がやや重い気もするが、気のせいかも?たまに熱を計りつつ、読書したり配信を見たりしていつも通り過ごす。熱はないが腕の痛みが徐々に出てくる。腕に冷えピタを貼り、かかりつけ医に相談して貰っていたカロナールを飲む。配信が終わった1時過ぎにやや拍子抜けしつつ就寝。
 
眠りが浅くて、いつもはない中途覚醒を2度ほど。気になって都度検温するが平熱。6時に目が覚めてもやっぱり平熱。食欲もあり元気。あら、これはアテがいい方に外れたなと思い、松屋の冷凍牛めしを早朝からモリモリとたいらげる。
 
二度寝しようと思うが何故か寝つけない。接種後は安静にというのが頭にあったので、横になりYouTubeを見て過ごす。9時頃から急に寒気に襲われ熱が上がり始める。寒気がどうしようもないのであずきのチカラを温めて肩に載せる。腕の冷えピタを貼り替えついでにおでこにも貼る。10時半、38度を出したのでカロナール飲む。お医者さんに処方されるカロナールは強いので、時間をきちんと置いてと指示されていたが、昨日飲んだ時間がわからなくて焦る。最初に飲んだ時に何気なくメモしておいたので助かる。以降、薬のタイミング、熱と症状などを都度メモした。これは特に一人暮らしの人にはお勧めしたい。万が一、何か急変した時にも役立つと思う。
 
起きていても何もしたくなく、テレビすらしんどくてつけられない。寝ようとしても身の置き所がないような感じ、長く寝付けず1時間寝ては目が覚める。熱は最高で38.6度まで出た。とにかくスポドリを飲みつつ、ゼリーやフリーズドライのにゅうめんをすすって薬を飲む。食欲はわりと早めに回復し、夜にはお粥を食べられた。はずみが着くとお腹が空き、高熱でこんなに食べてるのヤバいのでは?と検索すると、副反応で食欲が壊れた人がかなり散見されたので安心して食べる。抗体をつくろうとしてるからエネルギーがいるのでは?という言説を信じることにする。
 
結局この日は38度から下がらず。起きていても何も出来ない、90分以上寝ることも出来なくて困った。ウトウトしては寒気、もしくは暑くて起きるの繰り返し。熱中症怖いので(正確に気温がわかる体温ではないから)エアコンは入れっぱなしにした。体感だけど、ゾクゾクする寒気をやり過ごすのがキツかったです。長袖と冬布団は用意しておいたけど、首周りの寒気にあずきのチカラが役立った!!寝てると血行悪くなるし、それも解消できた。わざわざ買わなくてもいいけどある人は是非。もしくは湯たんぽもいいかも(と思ったんだけど、フラフラしてる時に大量の熱湯を使う気になれなくてやめた。レンチンの湯たんぽとかある人はいいかもしれない)。
 
気を紛らわしたいので何か音声とか流しておきたいけど、好きな音楽も3曲くらいで無理になるし、映像ついてるのは全然集中できないし直ぐに疲れちゃってダメだった。丁度良かったのはラジオドラマ。ヒプノシスマイクが好きなのでドラマパートを流してずっと寝ていた。しかし、ドラマパート聞きながら寝たら夢の中で一二三と独歩と一緒にほのぼのに攻撃を受けてめちゃくちゃうなされて熱が上がったので気をつけて欲しい。真似する人もいないと思うが。
 
夜にいつも聞いているラジオがあったので2時間近く流していたが、ラジオは刺激の強さが丁度良かったー!!ラジオお勧め。そういえば前に事故でけがした時もラジオに助けられたなと思い出す。
 
就寝後も2時間ごとくらいで起きてしまう。5時に体温計ると37度台になっていた。まだ熱はあるけど、あきらかに身体が楽になっている!!!!昨日とは全く違う、テレビも少しなら見られるし、起きていても寝ていてもしんどさがない。
 
そして接種から48時間が経過。すっかり回復しました~!!と言いたいが、まだ残る微熱。仕方ないので横になってはいるが、確実に回復しているので気が楽。結局平熱になったのは摂取後58時間くらい経過した後だった。長かった。
 
 
 
以下、対策でよかったことの箇条書き。
 
 
・無駄になろうとも、準備はしておくのが大切だなと思う。熱が上がる時の準備は個人差があると思うけど、飲み物と食べやすいものをいくつか揃えておくこと。薬は、私はたまたまかかりつけ医にカロナール処方して貰えたが、自分でも普段使ってる鎮痛剤を用意していた。頭痛薬にもなるしあって損はない。
 
・ゾクゾクする寒気が辛かったので、布団以外にも何か温める手段があるといいと思う。私はあずきのチカラにすごく助けられた。
 
・腕の痛みは感じて直ぐに冷えピタを貼っていたおかげか、そこまできつくはなかった。枕を高くして寝ると、無意識に寝返りを打ってもダメージが回避できるのでお勧め。
 
・ゼリーとかプリンとか用意する人いると思うけど、直で吸えるのが便利なのでオススメです。スプーンすら用意したく無くなるし、こぼす(こぼした)。あとスポドリもいいけど飽きるからお茶。枕元にストローとプラカップ用意して置いて、氷入れた水筒にお茶入れたのを適宜飲んだのが飲みやすくてよかった
 
・冷えピタは最高。腕にもおでこにも装備できる。アイスノンあると尚良し。夏の就寝時にも便利だし。
 
・あとメモ。ひとり暮らしの人は特に必要では?熱で記憶なくなるし、何かあった時に症状を記録してるのは役立つと思う。薬のタイミング分かってほんとによかった。
 
私は幸い熱と倦怠感、腕の痛みくらいですんだが、コロナはこれより遥かに辛いのだと思うと絶対ひとりで自宅でやり過ごせるわけがないと思う。ワクチン接種で絶対罹らないわけではないけど、罹る確率を下げ、罹っても症状を和らげてくれるなら私にとっては有難いことこの上ない。自分は既往症もないし同居家族がいるわけではないから、ゆっくりでいいかなと思っていたが、いろいろあって受けられた。日々都心まで通勤しているのでありがたいことです。医療関係者の方に感謝しつつ、私にできる最大の貢献「健康でいること」にこれからも努めます。