かれいなる日々

加齢と向き合うぐうたらな日々と、趣味ブログからはみ出たつぶやきなど

2022/5/20:きっと私は、自分を装う楽しさを一生知らずに死んでいく

きっと私は、自分を装う楽しさを一生知らずに死んでいく。

 

 一番苦手な動詞も形容詞も『おしゃれ』だ。この感覚がずっとわからない。人を見て「似合ってる!おしゃれ~~~!!」と思うことはあるのに、その矛先が自分に向けられた瞬間に見失う。「かわいい」も「かっこいい」も「美しい」も自分の身につけた瞬間に色褪せていく。本質的に「自分を装うことの楽しさ」を知らずにここまで来てしまったのは不幸だ。

 

 『自分を装う』って色々あるとは思うがざっくり分けると【ファッション】【メイク】【ヘスタイル】ですかね。どれ心底も苦手ではあるが、とはいえスルーはできないのでなんとか日々折り合いをつけている。今日はこの内の【ファッション】について考えてみる。やだな~向き合いたくない!(本音)

 


………正直、似合うと思う服も着てみたい服もないんですよね。解散!!

 

 

 若い時はバンドTシャツにデニムがあれば一生過ごせるって思っていた。いや、実際今もそうしようと思えば比較的出来る環境ではある。でもね若い時の私は知らなかった。Tシャツが似合わなくなる日が来るんですよ。個人差はあると思うのであくまで自分の場合だが。素材や形、生地の厚さを選べばなんとかいけるものもあるが、最大の敵が襟ぐり。ネックラインが詰まった服がどうにも似合わないのだと知った。詰まった服が好きなのに、似合わない。若い時は若さでごまかされていたものが加齢により如実に表に出てくる。すごいな~若さ。万能じゃん。

 

 今パーソナルカラー診断とか骨格診断とかあるけど、あれが本当に必要なのは中年に足を踏み入れてからやね。私はパーソナルカラーしかしたことないけど、してもらってよかった。その話はまたいずれ。

 

似合わないけど好き!という気持ちが上回るならそれはいいと思う。でも私はそうならなかった。似合わない~~~ってかなしい気持ちが大きくなるのがつらくて、Tシャツを積極的に入手するのはやめてしまった。

 

じゃあどうするん?答えが出ないままもう何年も経過している。服装迷子の日々はきっとこれからも続くのだろう。まずは『これが好き!これを着たい!』と思う路線を見つけるのがいいんだろうけど、自分に置き換えると途端に色褪せるんだよな……。このマインドの矯正から始めないとだめなのかもしれない。

 

人生が終わるまでに『今日の自分の装い、最高~~~!!!』って心から思える日は来るんだろうか。来て欲しい、かなり切実に。